春から

本題から少し逸れて‥。

 

4月からプリセプターの順番が回ってきました‥。

 

同時期入職の五月さんも同様にプリセプター。

 

今回は、新卒ではなく、既卒の2人が入職。

4月1日からと中旬からと少し来る日がズレておりました。

先に来る子が私のプリセプティー

 

本題でも話してるよう、なんて言っても私の病院は教育カリキュラムが全くありません。

昨年でそれを作ると言っていた師長でしたが、全くできていないどころか、新卒の稲荷ちゃん、そのあと入職の方も宙ぶらりん。

いろいろ提案しても、何も変わらず‥。

 

プリセプターのお話をいただいた時から

速水主任に相談。

どの順番でオペに入っていくのか、どうやって評価していくのか、師長からなんの話もないし、それとなく聞いたけど、とにかく新しい子が環境になれたらいいよねの呑気さ。

私が入職したとき、決まりがないことやしっかり指導、評価されないことがストレスだったため、自分のプリにはそんな思いをさせたくない。だけど、基盤を作ってとか真面目なことを言ってたら絶対この病院はうまくいかないことはわかってる。だから私がどうせ上と調整するのだから、独自のステップ表を作って、業務内容、1日の本当の動きを教えて行って良いか。

と。

 

全然良いでしょう。花山さんがプリセプターなんだから、プリセプティーが困らないように相手の性格を見ながら決めて行ってよいよ。

 

それを聞いて私は安心し、4月に向けた準備を始めていました。

ただ、心の奥底で

五月さんもなんだよな、プリセプター。

考えてんのかな?いっつも多忙だ多忙だって無駄話ばっかしてるけど‥。

もし私がこんなの作ってたらなんであんただけそんなやってんの?って言われるかな。だけどそもそも使い物ならない師長の作ったようこそ手術室へって変なパンフはあるしな‥。

話ふったら奴隷のように扱われるし、彼女の言う通りやらなかったら口聞いてもらえなくなるしな‥と散々悩んでいましたが、忙しくしてるうちに、プリセプティーが来てしまいました。

原さんと呼ぶことにします。

原さんが来てくれた週、私は待機のため、あまり彼女に構うことができず‥。

金曜日にようやく、少し話すことができました。

 

上記の資料を渡し今後のことを話し、2人で方向性を決めていきました。

また、他院との違いや根拠との違いなど、業務もどんどん教えていきました。

飲み込みの早い原さん。

頑張ろうねーと盛り上がってたところ、、、

 

「ちょっと、なにこれ。やっぱりあんたのだったんだ。」

と、ご立腹の五月さん。

「私も、15日から来るから、やっぱり、原さんと足並み揃えなきゃならないと思うんだよね。師長も、外回りのステップ表作ってるみたいだから。だから私たちで話し合って今後のこと決めていこ。」

 

は?は?は?は?は?は?は?

なんで?なんでなんで?

「話し合えって師長が言ったんですか?何話し合うんですか?」

と言い返す私。

「いや、言われてないけど、きっと言うから。何って、どうやって育ててくかをでしょ?」

 

「はぁ、」

と、私は原さんを連れて部屋を出ましたが。

 

まず

師長に対し

どんな順でオペに入るかを考えてるならなんで3月のうちに私たちに渡さない?そして、なんで私はその存在を知らない?

速水主任もその存在を知らないみたいと言うことは誰にも相談せず、器械だしだけじゃなく、外回りもできない師長が作ったステップ表はどれだけの信憑性がある?

そして、プリセプター同士でなんかさせるんなら、もっと前から話合わせるべきじゃないの?

 

五月に対し

年数も働いてた病院も全く違う既卒者が来て

なんで足並み揃える必要がある?

なんでそれぞれに合わせたやり方を考えてあげない?

なんで、あんたと私が協力しなきゃならないの?

自分のやりたくない仕事とか、やらなきゃならない仕事私に押し付けて、自分がしてるように科長に言ってるのも知ってるのに

なんでそんなことしなきゃならないの?

 

同じ子を2人で育てるならまだわかる。協力して、それぞれの役割を決めてやる必要があるよね。

 

だけど、全然違う子なんだから各自じゃないの?

 

そんな金曜日。

帰宅後疲れ果て

泣きすぎて目が腫れて

月曜日からの仕事が憂鬱です。

 

これから私のプリセプター話も平行に載せてきます。

 

私の愚痴

すいません🥲笑笑

相談が‥から始まるライアーゲーム

稲荷ちゃんが配属されて、島根さんはかなり気を遣ってました。

もともと仕事中はあまりおしゃべりではなかったのですが、稲荷ちゃんが職場に、人に馴染めるよう一生懸命に盛り上げてました。

男のスタッフは、21の若い女の子が来たことで、問答無用で絡みに行ってました笑笑

師長が来た時は絡みにいかなかったのに笑笑

 

頻回に行われるプリセプター会議。

オペナーシングを常に読み、増毛さんのうんちくを一日中聴いてる稲荷ちゃん。

一週が過ぎ、

週に一度オペの見学につくようになる。

二週がすぎ、

相変わらず、受け持ちをやらずに、まあ上記の状態。

動き出す島根さん。

三週がすぎ、

状況変わらず、師長に訴えかける島根さん。

四週がすぎ、

状況変わらず、ピリつく島根さん。

五週がすぎ、

状況変わらず、"仕事にきて、お給料をもらってる立場なんじゃないのか"と上に訴える島根さん。

「いいの。今の子は、5年で一人前。1年目は慣れるだけで充分」という師長に、混乱し悩む島根さん。

六週がすぎ、

状況変わらず、我慢の限界の島根さん。稲荷ちゃんに指導を行う。

 

そんなこんなで、稲荷ちゃんは泣き出したのでした。

「島根さんが怖いです。」

 

私は、基本、新しく来た人とは接しないようにしています。それは今もなおですが、人見知りなのも勿論なのですが、やはり、どんな人かわからないのと、自分がプリでもないのにしゃしゃり出る必要はなく、余計な口出しが混乱を招くものと思っていたからです。ですが、うちはもう、口を出したい輩しかおりません。

そして、前に言ったよう、サバイバルゲーム状態。

島根さんをどうやって蹴落として、自分がプリになろう

と、みんな島根さんのことを師長や稲荷ちゃんに悪く言い続けました。そしてまた稲荷ちゃんも、島根さんのせいで、辛いアピールを始めました。

 

徐々に島根さんと仕事をすることがなくなる稲荷ちゃん。

そして、おそらく稲荷ちゃんにとっての計算違いが起きました。

 

プリセプター2

増毛の登場。

増毛の特徴として。もともと病棟看護師として勤めてましたが移動となり、オペ室へ。

しかし、オペ室の花型の器械出しを行うことができないため、オペ室としての動き、ポイントは無。必死に本に書いてることを偉そうにうんちくたらすだけの、副師長。

一見人当たりが良さそうなのですが、かなり頑固で威圧的で、人の気持ちがわからない人間。

入る人みんなが増毛に精神と肉体をボロボロにされていっていたのが現状でした。

実践にうつれない稲荷ちゃん。増毛につきなおさら、机上の勉強のみの仕事時間が増えていきました。

 

私は陰で苛立っていました。

何故それでお金がもらえる?こっちはこんな忙しいのになぜ?なぜ?なぜ?

そう思うとなおさら稲荷ちゃんに優しくはできなかった。

おそらくオペ室内で稲荷ちゃんと仲良くお話ししてなかったのは私だけ

といった中、

 

「花山さん‥すいません‥。花山さんだけに相談したいことがあるのですが、、、。」

と、稲荷ちゃんに声をかけられてしまう私。

 

個人で声をかけられ、まして相談となると、無碍にできない性格の私。彼女の策略にまんまとハマってしまうのでした‥。

プリセプター制度

看護師の世界では

"プリセプター制度"

があると思います。

うちも例外無く、それが用いられてます。

一年目、既卒一年目変わりなく指導体制があります。

稲荷ちゃんのプリセプターは、当院で育ち、8年になる島根さん。

島根さんは、真面目で姉さん肌。人見知りだけど、仲良くなると、良さがどんどんわかるタイプ。

だけど、典型的な看護師タイプで言葉は早口強め。

入りたての頃は私もそれで泣いていたけど、もはやマブダチ笑

彼女の仕事は、丁寧で、準備万端で、安心できるもの。

かなりの努力をしてきたんだと私は感じました。

高校から看護なので、一個下の同期だけれど、本当にしっかり者でした。

だけどそんな彼女は、昔プリセプターについた時に失敗してしまったことをトラウマに思っていました。

私は誰にでも失敗はあると思うし、プリセプティー制度はそもそも周囲のサポート、プリセプティーにだけではなく、プリセプターのサポートが大重要なのではないかと、未だに思っております。

 

だからこそ、新しく師長が変わった今私は島根さんをプリセプターにすべきと、ずっと思っていました。

するともめにもめ、異例の4月5日に突如。島根さんがプリセプターと言い渡されました。

 

師長は、会議中、アソシエイトについて語り、私は賛同しました。

 

だけど、やはり、うちは変わっていました。

そもそも、一度失敗した人間を認めなかった。そして、オペ室のほとんどの人間がプリセプターをやりたがるいわば、サバイバルゲーム状態。

 

新人を育てる教育体制、環境が整備されてないということで、稲荷ちゃんは病棟で研修を3ヶ月してからオペ室へと配属になります。

 

そして、7月1日。

いよいよ来る稲荷ちゃん。

私と速水さん以外の人たちが浮き足立ってるのがわかりました。

主な登場人物

花山→私 花ちゃんと呼ばれることあり

稲荷ちゃん→1年目の女の子

島根さん→私と同期の女の子。稲荷ちゃんのプリセプター

速水さん→オペ室の主任さん。

増毛さん→オペ室の副師長さん。

師長さん→オペ室の師長さん。

五月さん→私と同時期に転職した先輩。

齊藤さん→うちでしか働いたことない先輩。

 

まだまだおるのですが、とりあえずここまででスタートします!

一人前は5年かけて。

知ってますか?

今の新人ナースって5年かけて1人前になるんですって。

たしかにね、経験値とか、要領の良さとかはどんどん積み重なってくものだと思う。

 

だけど、オペ室でどの手術にも入れません、待機を持てませんってのは全く戦力にならないし、寧ろ、お給料をいただく組織人として私は許されないと思う。

 

だけど、8時半に出勤して17時半に至るまで、ほぼずっと、オペナーシングを読んでるって‥

 

新人のとき、勉強は家でと言われ、オペについたときには勉強できてなかった時どれだけ怒られたことか

 

だけどそれが今は本当にありがたかったと思うけど、今はどこも違うの?

なんでなんでなんで???

なんで、ほかの人が我慢して皺寄せくるの???

 

そんなうちの新人ちゃん(いなりちゃんと呼ぶ

ことにします。エピソードは後ほど)のエピソードが中心になるかなと思いますが、見てくださった方は私の鬱憤を聞いてください‥よろしくお願いします

オペ看って…

看護師さんのイメージって

白衣の天使?

ナイチンゲール??

それとも、

気が強い?

お金持ち??

いろんなイメージを聞くけれど

天使も探せばいるだろう。

お金持ちは同じ看護師さんでも、部署で雲泥の差。

 

私の勤めるオペ室看護師は

終わる時間は医者の腕次第…わら

臨時が来たら帰れない

呼び出されたらすぐ病院

覚えても覚えてもまた新たな勉強

メス刃や針など危険なものいっぱい

患者さんが寝てしまったら痛みや辛みを感じ取る

そして、

めちゃめちゃお給料が少ないっ!!!!!わら

勉強する本、勉強会、研修の費用に比べて異様に少ない!

え、うちだけ?って思ってた新卒時。どこを探してもやっぱり少ない…。

夜勤ってすごいな…。

 

だけど、なんでオペ室を選ぶのか…

やっぱり、オペが大好きだからわら

 

あのドラマでも言ってる通り、仕事が趣味なのかも知れないわら

 

だけど、どの仕事もそうだけど、

モチベーションって人それぞれですよね…。

 

これまで3つの病院で働いてきましたが、

どこもユニークな職場でしたわら

 

看護師としても、人としても…。

 

これまで起きたことを含めて、

ここで呟いていけたらなぁ…と思ってます